ファクタリング

ファクタリングと建設業は相性が良い4つの理由

スピーディな資金調達方法として注目を集めているファクタリングは、特に建設業と相性が良いとされています。

そこには建設業ならではの理由があるのですが、詳細には理解していない人が多いのではないでしょうか。

ここでは、ファクタリングが建設業にマッチする4つの理由を紹介していきます。

そもそもファクタリングとは?

ファクタリングと建設業の相性についてみていく前に、そもそも「ファクタリングとは何か?」について説明していきます。

ファクタリングの基本的な仕組みを理解しておけば、建設業との相性が良い理由について、理解が深まりやすくなるでしょう。

そもそもファクタリングとは?

  • ファクタリングの概要
  • 2社間と3社間がある

ファクタリングの概要

ファクタリングを端的に表すと「売掛債権の売買契約」です。

ファクタリング利用者はその所有する売掛債権をファクタリング会社に売却することによって早期の現金化を叶えます。

原則として売掛債権は支払期日を待たなければ現金化できないところ、ファクタリングなら待ち時間をほとんどなくすことができるので、至急のニーズに対応できるのです。

たとえば、利用者であるA社が有する売掛債権の支払期日が2カ月後とします。

しかし、A社には2カ月を待てない事情がありました。

至急現金を用立てたいところですが、銀行融資は時間がかかりすぎてしまうと予想できます。

そこでファクタリングの出番です。

A社はファクタリングによって銀行融資よりもスピーディに売掛債権の現金化を叶えることができました。

このように、ファクタリングは至急のニーズに対応できる資金調達方法です。

ただし、ファクタリング利用には手数料がかかるので、売却によって得られる現金は売掛債権額よりも少ない金額になってしまいます。

2社間と3社間がある

ファクタリングには、「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があり、仕組みの面において大幅に異なります。

2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社という2社間で完結する契約であり、売掛先は関わりません。

ファクタリング会社は利用者から売掛債権を買い取りますが、売掛先から直接債権を回収することは認められていないのです。

そのため、2社間ファクタリングでは、支払期日に売掛先から利用者に支払われたお金を、利用者がさらにファクタリング会社に支払うというルートで、ファクタリング会社は債権を回収することになります。

3社間ファクタリングではファクタリング契約について原則として売掛先の承諾が必要です。

そのため、ファクタリング会社は売掛先から直接債権を回収できます。

2社間ファクタリングは、ファクタリング会社からすると、売掛先から直接債権を回収できないリスクを孕んでいるため、手数料は高く設定されるのが通常です。

3社間ファクタリングは2社間ファクタリングよりも手数料が安いことが多いですが、利用者にとっては、売掛先に知られるというデメリットがあります。

理由1:入金までの期間が長い

ファクタリングが建設業と相性が良い理由の1つ目は「建設業の場合、入金までの期間が長いから」です。

これまで、建設業では資金繰りの方法として手形割引や分割入金が主流でしたが、ファクタリングの需要が徐々に増えてきています。

理由1:入金までの期間が長い

  • 分割入金とは?
  • キャッシュフローが悪化する

分割入金とは?

建設業においては、建築にかかる費用が事業者に一括で支払われることはほとんどありません。

一戸建ての建築を例にしてみましょう。

一戸建ての建築費用は、通常、着工時に2割、上棟時に3割、竣工時に残代金といった風に分割で支払われます。

なお、上棟時というのは「外観が完成したとき」で、竣工時は「建物が完成した時」です。

例のように、おおよその建物の建築費用は分割で支払われることから、建築の人件費や材料費等の名目で最初にかかるお金の相当程度は事業者が建て替えなければなりません。

これは、事業者にとって大きな負担です。

大金を初めに持ち出しているにもかかわらず、入金が2~3カ月後というのは、資金繰り悪化のリスクが常につきまとう状態といえます。

従来は資金調達方法として手形取引が利用されていましたが、不渡りや詐欺などのリスクが大きいことから、業界的には、徐々にファクタリングの利用が増えてきています。

キャッシュフローが悪化する

分割入金の場合、キャッシュフローの悪化リスクは大きなデメリットです。

たとえば、工事を下請けに依頼するケースでは、通常、事業者は下請けに対して最初にまとまった金額を支払う必要があります。

しかし、事業者自身に対する入金は2~3カ月後になるため、事業者は入金までの期間は手持ちの現金が少ない状態で経営を続けていかなければなりません。

このことが悪いふうに働くと、最悪の場合、手持ちの現金不足によって黒字倒産にまで追い込まれてしまう可能性すらあります。

ファクタリングは、キャッシュフローの健全化を目指す建設業の事業者にとって頼れる資金調達方法なのです。

理由2:基本はノンリコース

ファクタリングと建設業の相性が良い理由の2つ目は、ファクタリングが基本は「ノンリコース」だからです。

ノンリコースファクタリングでは、たとえファクタリング後に売掛先が倒産しても、原則として利用者にリスクはありません。

理由2:基本はノンリコース

  • ノンリコースとは?
  • リコースもあるので注意

ノンリコースとは?

リコースとは償還請求権のことで、つまりノンリコースファクタリングとは「償還請求権のないファクタリング」ということになります。

ノンリコースファクタリングでは、売掛債権の売買代金が利用者に支払われた後に売掛先が倒産して売掛債権が回収不能になったとしても、利用者は責任を負いません。

たとえば、利用者が500万円の売掛債権をファクタリング会社に売りましたが、その後売掛先が倒産し、ファクタリング会社は100万円しか回収できなかったとします。

ここで、償還請求権付きのファクタリングでは、ファクタリング会社が回収できなかった400万円を、利用者が何らかのかたちでファクタリング会社に支払わなければなりません。

これに対してノンリコースファクタリングでは回収不能に対する責任を負わなくてすむため、利用者にとってはメリットの大きい仕組みです。

リコースもあるので注意

すべてのファクタリングがノンリコースというわけではありません。

ノンリコースファクタリングは、ファクタリング会社からの審査が厳しいため、利用できない可能性があります。

その場合は償還請求権のあるリコースファクタリングを選択せざるをえないかもしれません。

リコースファクタリングでは、売掛先の倒産等によってファクタリング会社が売掛債権を回収できなかった場合、基本的に利用者がその分の支払い義務を負います。

選択肢がない場合は別として、可能な限りノンリコースファクタリングを利用しましょう。

理由3:突発的な受注にも対応しやすい

建設業の事業者は、受注するところから仕事がスタートします。

受注のタイミングは依頼主次第なので読めませんが、依頼がきたときには必ず受注できる体制を整えておくことが重要です。

もしも、受注時に現金不足など資金繰りに問題があるとどうなるでしょうか。

受注したとしても、下請けや従業員への給与支払いなどができず、破綻してしまうおそれがあります。

そのため、受注自体を制限せざるをえなくなり、結果的に受注の件数が減っていくという負のループに陥りかねません。

ファクタリングを利用することで、現金不足による資金繰りの悪化を防ぐことができます。

ファクタリング手数料は短期的な目で見るとマイナスに映るでしょう。

しかし、安定した受注から取引先の増加につながる可能性に目を向けたとき、ファクタリングは長期的に見てプラスの作用が大きいことがわかります。

理由4:融資よりスピードが早い

建設業とファクタリングの相性が良い理由、最後の4つ目は「ファクタリングのスピーディさ」です。

資金繰りをよくする手段の一つに「融資」があります。

ファクタリングと融資を比べたとき、大きな差が出るのが「入金までの期間」です。

一般的な融資だと、申し込んでから入金まで最短でも半月はかかります。

長いと1~2カ月かかることもめずらしくありません。

これに対してファクタリングは、2社間ファクタリングなら最短即日~数日、3社間ファクタリングでも1~3週間と、入金までの期間が非常に短いのが特徴です。

多くの現金を早期に要する建設業にとってはファクタリングのスピーディさは大きなメリットのひとつといえます。

ファクタリングと建設業の相性は良い

ファクタリングは融資よりもスピーディな資金調達方法なので、入金までのスパンが長い建設業と非常に相性が良いです。

また、ノンリコースファクタリングを選べばリスクを負う心配もありません。

資金繰りを改善することで、受注のチャンスや取引先の件数が増え、さらなる利益を追及することができます。

資金繰りにお悩みの事業者の方は、ぜひ一度ファクタリングを選択肢に挙げてみてはいかがでしょうか。

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