ファクタリング

ファクタリング契約の流れとは?2社間・3社間の違いに注意!

ファクタリングは、キャッシュフロー改善のための効果的な手法です。

ここでは、ファクタリング利用の流れを、段階的にみていきます。

具体的に手続きをイメージしておくことで、実際の手続きもスムーズかつスピーディに進めることができるでしょう。

ファクタリングの基本的な流れとは?

ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。

それぞれ、手続きに若干の相違点はありますが、基本的な流れは同じです。

2社間と3社間の違いは後述するので、ここでは、共通する基本的な流れについて説明してきましょう。

ファクタリングの流れは、ざっくり説明すると下記のとおりです。

ファクタリングの基本的な流れとは?

  • 相談
  • ファクタリングの申込み
  • 書類提出
  • 審査
  • 契約

相談

ファクタリング利用のためのファーストステップは「相談」です。

具体的な相談なしに、ファクタリング会社がファクタリング利用者に申込みを勧めることはほとんどありません。

そもそも、利用者がファクタリングについて理解しているか、ファクタリングが利用者の問題解決に有効なのか、などを相談時に明らかにしておく必要があるからです。

利用者からしても、相談は非常に重要です。

1社だけでなく複数の会社に相談することで、優良な会社や、自社のニーズに合致した会社を発見できる可能性が高まります。

1社だけに相談した場合、他社との比較検討ができません。

そのため、万が一相談した1社が悪徳ファクタリング会社だった場合に、それに気づかないまま契約を進めて、最終的に予想外の不利益を被ってしまうおそれがあります。

申込

複数社に相談後、ファクタリング会社を選定していきます。

手数料、ファクタリングの実績、サービスの質、担当者とのコミュニケーションのとりやすさなどを総合的に判断して、利用するファクタリング会社を選びましょう。

利用するファクタリング会社を決めたら、いよいよ申込です。

ファクタリングの申込方法は、主に以下の3つの方法があります。

  • インターネット
  • 訪問(来訪)
  • 郵送

もっとも手軽なのはインターネットです。

必要事項を入力するだけなので、時間と手間を削減できます。

ただし、ファクタリング会社によっては、インターネットで申し込めない会社もあるので、事前に確認しておきましょう。

なお、申込はインターネットでも、その後の契約時には来訪や訪問を要するケースも多いため、その点にも注意が必要です。

必要書類の提出

ファクタリングの申し込み後、担当者から必要書類について案内されます。

必要書類の詳細は、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで異なるのが一般的です。

具体的な必要書類については、ファクタリング会社のホームページに記載されていることが多いため、あらかじめ確認しておくことで効率的に準備を進めることができるでしょう。

なお、ホームページに記載がない場合は、ファクタリング会社に直接問い合わせます。

審査

必要書類の提出後、ファクタリング会社による審査がスタートします。

審査で主にチェックされる点は、たとえば次のようなものがあります。

  • 事業内容
  • ファクタリングを利用したい理由
  • 売掛先の与信
  • 売掛先への内諾

金融機関による融資に伴う審査とは異なり、利用者よりも売掛先の信用度が重視されるのが特徴です。

ファクタリング会社からすると、売掛先の信用度が高ければ高いほど、債権回収の可能性は高くなります。

もちろん、利用者自身の信用度も審査対象ですが、売掛先の信用度次第でファクタリングの審査に通過できるかどうかが決まるといっても過言ではありません。

なお、審査内容についても、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで異なります。

審査についてはブラックボックスな部分が大きいため、ファクタリング会社に審査内容を問い合わせても明確な回答を得るのは難しいでしょう。

契約・入金

審査に通過したら、ファクタリング契約の締結に進みます。

ファクタリング契約というのは、売掛債権の売買契約です。

ほとんどの場合、不動産の売買契約などと同様に、売主と買主が契約書に署名捺印(記名押印)し、それぞれ1通ずつ保管しておくという形式がとられます。

契約書は、ファクタリング会社が用意します。

契約書に押印する前に、すみずみまで目を通しましょう。

疑問点や、不審に思う点がある場合は、納得できるまで説明を求めることをおすすめします。

ひっかかる部分をスルーして契約を進めてしまうと、あとから「こんなはずじゃなかった」と慌ててしまうかもしれません。

また、契約書を一部だけ作成するパターンの場合は、必ず控えを受け取りましょう。

契約内容を後から確認できるようにしておくのが、トラブル予防の基本です。

契約締結後、ファクタリング会社から入金があります。

2社間と3社間の流れは違う?

ファクタリング契約の基本的な流れは上述のとおりです。

ここからは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの、契約手続き上の相違点について解説していきます。

それぞれのポイントを押さえて、万全な状態でファクタリング契約に臨みましょう。

2社間と3社間の流れは違う?

  • 2社間と3社間のファクタリングとは?
  • 3社間は事前相談が必要

2社間と3社間のファクタリングとは?

まずは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの概要について、それぞれ簡単に説明します。

2社間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社だけで契約が完結するファクタリングです。

一方、3社間ファクタリングでは、利用者とファクタリングだけでなく、売掛先も契約に関与します。

3社間ファクタリングでは、売掛債権をファクタリング会社に売却することについて、売掛先の承諾が必要なのです。

売掛先の承諾の有無は、債権回収の仕組みに大きな影響を与えます。

2社間ファクタリングの場合、ファクタリング会社は売掛先から売掛債権を直接回収することはできません。

支払期日に売掛先から利用者に支払われた代金を、利用者がさらにファクタリング会社に送金するかたちで債権回収がおこなわれます。

一方、3社間ファクタリングなら、ファクタリング会社は直接売掛先から回収できます。

債権回収の際に利用者を介さずにすむぶん、3社間ファクタリングはファクタリング会社にとってリスクが少ない方法なのです。

3社間は事前相談が必要

3社間ファクタリングでは、売掛先の承諾が必須です。

そのため、ファクタリングの流れも少し変わってきます。

2社間ファクタリングの場合、相談後はすぐに申込に進めますが、3社間ファクタリングではそうはいきません。

契約時には必ず売掛先の承諾を要することから、あらかじめ申込前にファクタリングについて売掛先に打診しておくという段取りが必要です。

売掛先への打診をせずに手続きを進めてしまうと、その後の売掛先の返答次第で手続きがひっくり返ってしまう可能性があります。

できるだけ早いタイミングで売掛先へ打診しておくことで、その後の手続きの方向性を早めに決められるため、申込前には「売掛先への打診」というステップを挟むのが3社間ファクタリングの特徴です。

ファクタリング利用時の必要書類とは?

ここからは、ファクタリング利用時に提出を求められる、各種必要書類について説明していきます。

基本的な必要書類は下記のとおりです。

ファクタリング利用時の必要書類とは?

  • 売掛金の請求書か見積書
  • 売掛先との契約書
  • 預金通帳
  • 決算報告書
  • 商業登記簿謄本と印鑑証明書(実印含む)
  • 債権譲渡の承諾書

ただし、ファクタリング会社によって必要書類は異なります。

詳細は利用するファクタリング会社に確認の上、書類の準備を進めましょう。

請求書か見積書

売掛先に対する請求書か見積書はほとんどの場合提出を求められます。

債権は目に見えないものなので、物理的に存在を証明することはできません。

そのため、売掛金の存在を間接的に証明する書類として、請求書や見積書の提出を求めるファクタリング会社が多いです。

売掛先との契約書

売掛先との契約書の提出を求められるケースもあります。

契約書には、売掛債権の金額や支払い方法が記載されているため、ファクタリング会社からすると債権に関する情報の裏付けとして利用できます。

なお、契約書がなくても問題ない場合も多いです。

預金通帳

売掛先との取引履歴を確認できる書類として、利用者の預金通帳の提出を求められます。

取引歴が長ければ長いほど、安定した売掛債権の回収が見込めるため、ファクタリング会社にとっては重要な判断材料です。

決算報告書

利用者の決算報告書を求められるケースも多いです。

決算報告書からは、会社の経営状況や、保有する売掛債権の金額などを確認されます。

直近3年分の決算報告書を求められるのが一般的です。

商業登記簿謄本と印鑑証明(実印含む)

利用者の会社そのものの存在を証明するための書類としては、商業登記簿謄本や会社の印鑑証明書などを求められます。

会社の代表者の運転免許証など、身分証明書の提出を別途求められるケースもあります。

商業登記簿謄本は各地の法務局窓口で取得できますが、窓口は平日しか開いていないので急ぎの場合は注意が必要です。

債権譲渡の承諾書

売掛先もファクタリング契約に関わる、3社間ファクタリングの場合にケースバイケースで提出を求められる処理です。

「売掛債権を利用者がファクタリング会社に売却することについて承諾する」という旨の書類を売掛先に作成してもらいます。

売掛先の承諾があったことを証する書面は、3社間ファクタリングでは非常に重要な位置づけの書類です。

ファクタリング契約の流れを確認しよう

ファクタリングの流れは、相談、申込、審査、契約、そして入金です。

ひとつひとつの手続きは、難しいものではありません。

しかし、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングとの手数料の差や、必要書類の違いは、混乱をまねきがちな部分ではあります。

スムーズに契約手続きを進められるように、手数料の相場や具体的な必要書類などはしっかりと事前に確認したうえで、信頼できるファクタリング会社を選びましょう。

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